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ジェットスター国内線の口コミ・評判・感想

■ジェットスター・ジャパン(ジェットスター・ジャパン株式会社 : GK)
オーストラリアの大手航空会社カンタス航空系列の格安航空会社LCCがジェットスター。そのカンタスグループと、日本航空、三菱商事の3社が出資する格安航空会社LCCがジェットスター・ジャパンです。2012年7月に日本国内での旅客運航を開始し、2015年に日本発着の国際線に進出しています。

豪ジェットスターとホームページも同じで、ブランド名も「ジェットスター (Jet★)」ですので、利用者の視点としては「ジャパン」にあまりこだわる必要はありません。ジェットスターが日本国内線や日本~アジア路線にも就航している、ととらえておけばいいでしょう。なお、オーストラリア方面の国際線については、ジェットスターの項目をご覧ください。

【関連項目】

ジェットスター・ジャパンとは?

ジェットスターの日本法人がジェットスター・ジャパンです。JALが50%出資しており、国内的には「JAL系列」の航空会社です。おもに日本国内線を運航しますが、アジア各地への国際線もあります。

ピーチと勢力を二分する国内LCC2強の一角で、ピーチとバニラが合併するまでは、売上高で国内LCCの最大手でした。

最初の就航は2012年7月3日の成田〜札幌、福岡線。その後、那覇、関西、大分、松山など、日本各地へ路線展開。成田、中部、関西の3空港を拠点とし、国内の主要幹線を網羅しています。2015年2月に国際線として香港線を開設。国際線の路線網も広げています。

通常期なら、諸経費込みで北海道や九州、沖縄へ1万円以下で行くことができます。ただし、預け手荷物料金など、細かい手数料が設定されていますので、利用時には注意が必要です。

ジェットスター・ジャパンの口コミ・評判・感想まとめ

  • 1万円程度でだいたい国内どこでも行ける。素直に安い。
  • 手数料が高い。おまけにどんどん値上げされている。
  • 成田6時台発の便に乗るのは大変。しかし激安便は6時台が多い。
  • 新造機で機内は綺麗。
  • 価格は安い。大手に乗るが馬鹿らしくなるくらい安い。
  • 購入時に手数料がなにかとかかる。それがまたひっそり値上げされていたりする。
  • コンビニで直接購入できる。ただし操作は複雑。
  • キャンペーンは会員優先。メールで告知。一般人が知った頃には終わっている。
  • コールセンターの電話は絶望的につながらない。
  • 座席は狭かったが、普通の体型なら我慢できるレベル。座り心地はいい。
  • 成田に22時頃に着く便は遅延が怖い。
  • 鹿児島便は要注意! 降灰での欠航が多い。他の会社が運航していても、ジェットスターだけ「降灰欠航」することがある。
  • 持ち込み手荷物のチェックは最近厳しくなってきた。
  • 預け手荷物は7kgまで。
  • 飛行機までのバスに詰め込みすぎ。
  • 客室乗務員はきびきび。英語がとても上手で驚いた。経験者が多い様子。
  • LCCのなかではしっかりした会社のイメージ。
  • 欠航時にJALへの振替あり。ホテル代をくれることもある。LCCにしては珍しい。
  • 整備士の規定違反が発覚したが、きちんと安全確認が行われているのか不安。
  • 最近は遅延や欠航は減った。価格は安くてクオリティは高い航空会社になったと思う。

ジェットスター・ジャパンの運賃・料金制度

ジェットスターの日本国内線料金は、基本運賃とオプション料金に分かれています。基本運賃のほかに、預け荷物の追加、事前座席指定などを、希望にあわせて追加していきます。

ジェットスターの「基本料金」は「スターターStarter」といいます。スターターでは、7kgまでの持込手荷物が無料です。それ以外に、15kgから40kgまでの範囲で、5kg刻みで受託手荷物(機内預け荷物)を預けられます。この手荷物料金は事前に支払う必要があり、最小の15kgが、日本の国内線では1,430円~2,440円となっています。値段は季節や路線によって異なります。最低価格だけたどると、20kgが1,530円、25kgが2,100円、30kgが2,300円などとなっています。

手荷物料金は、距離が長いほど価格が高めに設定されていて、繁忙期はさらに200~700円増しになります。

基本料金と手荷物料金のほかに「ちゃっかりプラスPlus」「しっかりマックスMax」「フレックスBiz」というオプションを付けることができます。

「プラス」には、「500円フライトバウチャー」「10kgの受託手荷物枠」「日時・氏名の変更手数料無料」「スタンダードシート座席選択」のオプションが付き、2,500円~です。フライトバウチャーの有効期限は3ヶ月と短いので、機内でドリンクを買うなどの目的に使える程度のものとお考えください。

「マックス」は払戻可の運賃ですが、フライトバウチャーでの払い戻しになりますので、常連客以外はあまり意味がないでしょう。オプション料金も4,500円~と高いので、現実的には選択肢に入らないでしょう。なお、「フライトバウチャー」とは、予約時に代金の一部として利用できるクーポンの一種ですが、あまり使い勝手がいいとはいえません。

「フレックスBiz」は、「プラス」の「フライトバウチャー」と「手荷物預け」が付かない分、機内持ち込み荷物14g、出発当日の同一路線で便の変更が可能、フライトバウチャーでの払い戻し可、アップフロントシートの座席指定可、といったオプションが付きます。大きな荷物を持たないなら、フレックスBizの使い勝手は悪くありません。

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ジェットスター・ジャパンの手数料

ジェットスターの日本国内線の予約時に必要な手数料と、手荷物料金などは以下の通りです。ジェットスターの手数料体系は変更されることが多く、区間や時期により非常に細かく決まっているので、なかなか一覧にするのは難しいです。利用便の最新の情報は各自、予約時にご確認ください。

手数料の値上げはあまり告知されずにひっそり行われます。手数料は多く、しかも結構高いので、「見かけの運賃」だけに惑わされないように。最終支払価格を確認してから購入しましょう。

なお、支払手数料620円は1人1区間につきかかります。往復を一度に予約したら1人1,240円です。

支払手数料
640円(クレジットカード)、690円(コンビニ、スマホ決済)
スタンダード席座席指定 
600円~870円(コールセンター、空港予約は450円加算)
アップフロント(前方席指定)
910円~1,170円(コールセンター、空港予約は450円加算)
エクストラレッグルーム(最前列の座席指定)
1,010円~1,520円(コールセンター、空港予約は450円加算)
払戻手数料
3,000円(ただし、ほとんどのエコノミーチケットは払戻不可)
変更手数料(インターネット)  
3,500円(変更不可のチケットもあり)
変更手数料(コールセンター)
3,500円(変更不可のチケットもあり)
予約手数料 
3,000円(コールセンター、カウンターなどでの予約、購入時のみ必要)
預け手荷物(予約時支払)
重さ15kgまで 1,430円/2,350円
重さ20kgまで 1,530円/2,450円
重さ25kgまで 2,100円/3,480円
重さ30kgまで 2,300円/3,680円
重さ35kgまで 2,860円/4,700円
重さ40kgまで 3,060円/4,900円
※左が最安値、右が最高値
預け手荷物(予約後追加購入)
重さ 5kgまで 1,010円/1,940円
重さ10㎏まで 1,320円/2,240円
重さ15kgまで 2,350円/3,600円
重さ20kgまで 2,450円/3,920円
重さ25kgまで 3,480円/5,680円
重さ30kgまで 3,680円/5,880円
重さ35kgまで 4,700円/7,640円
重さ40kgまで 4,900円/7,840円
※左が最安値、右が最高値
預け手荷物 (当日支払)
重さ15kgまで 3,600円(カウンター)~、4,500円(ゲート)
重量超過料金
1kg につき 800円
機内持込荷物
7kg以内、56cm x 36cm x 23cmまで。無料。(フレックスBizは10kg以内までOK)
追加機内持込荷物(7kg追加、計14kg)
予約時購入1,680円~2,700円、予約後追加購入2,700円~4,000円、当日カウンター4,000円、当日ゲート4,500円
到着遅延料
通常の搭乗手続き終了時刻後で、当初の予定出発時刻以前に搭乗手続きカウンターに到着した場合に、到着遅延料を支払うことで次便の空席に搭乗できる。価格非公開(以前は3,000円でした)。

ジェットスターの利用で注意しなければならないのは、手荷物です。預け手荷物(受託手荷物)は、予約時に支払えば、おおむね1,500円~2,000円程度で済みますが、当日に支払うと3,600円と値段があがります。

機内に持ち込もうと思っていた荷物がゲートでチェックされて、重量制限オーバーとみなされた場合、4,500円も払わなければならなくなります。さらに、当日の超過料金は1kgにつき800円と、結構な値段ですので注意しましょう。

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ジェットスター・ジャパンのマイレージ・サービス

ジェットスター・ジャパンにはマイレージプログラムはありません。ただし、「プラス」また「マックス」のオプションを付けると、JALマイレージバンクのマイルが25%積算されます。また、JALのマイレージ会員はマイルをジェットスター・ジャパンの国内線に使用することができます。

ジェットスター本体の国際線では、一部の料金種別では、ジェットスターの親会社である、カンタス航空のマイレージプログラムに加算可能です。

ジェットスター・ジャパンの口コミ・評判・感想

ジェットスターは、国内線としてはピーチに次いで二番目に誕生した格安航空会社LCCです。ピーチとバニラが合併するまでは、売上高で国内最大手のLCCでした。

最低価格補償制度を導入していて「どの会社よりも安い運賃を設定する」としています。ただし、「前後1時間の便の同区間」が条件。成田発着の国内線では「同区間で前後1時間の他社便」は数が少なく、対象便は限られます。こうしたことから、最低価格補償をアテにせず、冷静に各社運賃を比較してから購入するのがよさそうです。

ジェットスターの価格を見る際の注意点として、最初の表示価格にさまざまな手数料が含まれていないことです。象徴的なのが支払手数料で、当初200円でしたが、どんどん値上げされ、いまや600円を超えました。絶対に払わなければならないお金なのに、検索時に表示されている価格には含まれていないので注意しましょう。

また、ジェットスターが宣伝で使う「最安値運賃」は、成田を午前6時台に出発する便に設定されているものが多く、昼間の使いやすい時間帯のフライトはそれほど安くありません。早朝便は成田空港まで行くのが大変で、始発電車でも間に合わないこともあります。「最安値」に惑わされず、自分が使える便の価格を見て冷静に購入しましょう。

料金体系では「マックスのオプションはほとんど意味がない」という声が多いようです。「プラス」については便の変更が手数料無料で可能なため、高い運賃で予約する際には付けてみるのもいいでしょう。どちらの運賃も受託手荷物の無料枠が付いているので、荷物を預ける人も使ってみるといいでしょう。

「フレックスBiz」は、受託手荷物の無料枠はありませんが、機内持込手荷物が14kgまで認められるので、荷物が少ない人には向いています。当日の便変更ができるメリットは大きく、便数の多い札幌線や福岡線、大阪線などでは効果を発揮するでしょう。

チケットの購入に関しては、ローソン・ミニストップの「ロッピー」端末で直接予約・購入できます。インターネットを使えない人には便利ですが、実際に端末で操作してみるとかなり面倒。ジェットスターの料金システムを理解していないと使いこなすには難しそうです。

ジェットスター・ジャパンが他のLCCと違うのは、「自社都合による欠航時には補償をする」という点。千歳発の成田に22時台に到着する飛行機が欠航した際は、ホテル代の負担などの措置をとりました。驚いたことに、バードストライクで欠航が発生したときも同様の対応でした。バードストライクは航空会社に非はないのですが、それでも補償したというのはかなり立派です。

また、JAL便への振替が行われたこともあります。「LCCとは思えない手厚すぎる対応」という声が、航空業界に詳しい人から漏れています。

ただし、「ジェットスターは他社に比べてバードストライクが多すぎる気がする」という声もあり。「本当にバードストライクがそんなに頻発するなら、何か対策を考えたほうがいい」という意味深な意見も。

ジェットスターの拠点は成田空港で、LCCターミナル(第3ターミナル)を使用しています。このターミナルは鉄道駅(空港第2ビル駅)からは15分程度歩きますので、乗るときは早めに到着しておきましょう。高速バスなどの場合は、バス停からカウンターまですぐです。

成田空港は都内から遠いので、成田発朝6時台の飛行機に乗るときは、とくに注意しましょう。最近はバスの深夜便が充実してきましたので、深夜または未明に都内を出るバスに乗れば早朝の成田に着けます。また、逆に成田に22時頃に到着する便は遅延すると欠航になる可能性もあるので要注意。成田空港は0時以降の着陸を原則として認めていないからです。

この最終便に限らず、遅延に関しては気を付けたほうがいいでしょう。遅延理由はジェットスターだけの問題ではなく、「成田空港は混雑しすぎていて、離陸するまで時間がかかりすぎる」という指摘があります。成田をハブにする限り、遅延が発生しやすいのです。ただ、遅延については、予備機が増えて機材繰りに余裕が出てきたせいか、以前に比べれば改善。定時運航率は80%程度になっています。

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チェックインは混雑することもあります。「空港での時間を短縮するために、ウェブチェックインは必須。搭乗48時間前からできるので、忘れずに行った方が良い」とのアドバイスもありました。

地上オペレーションは、以前はいろいろ問題がありましたが、最近は安定してきました。搭乗時に機内持ち込み荷物の計量が行われることもあります。また、見た目に荷物の多い人はチェックが行われます。何度も書きますが、機内持込手荷物の重量制限は7kgなので要注意です。7kgというのは、ちょっとした荷物でも達してしまう程度です。オーバーしたら手荷物料金を請求されますが、上述したとおりお高めです。

機内食は飲み物、フードメニュー、スナック類などがあります。もちろん全て有料。国内線は「ジェットスター・カフェ」と称して、マフィンやワッフルとコーヒー・紅茶などをセット販売しています。メニューはコンビニで買えるようなものが多いので、記念以外ではオーダーする価値は微妙です。

客室乗務員については、「格安航空会社LCCのCAにしてはてきぱきしていて、サービス水準が高い」という口コミが複数ありました。ジェットスター・ジャパンの場合は、設立直後にJALや外資系の経験者を大量採用したから、ということのようです。他の国内LCCは未経験者中心で集めましたから、そこは大きな違いです。

機体はエアバスA320型で180席。ANAの同型機が166席ですので、2列多い計算です。ピーチの同型機と同じシートピッチで、国内LCCでは標準的な座席配置です。普通体型の人なら、それほど圧迫感を感じることはありません。

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ジェットスター・ジャパンの総合評価

首都圏エリアでは「LCCといえばジェットスター」というくらい、知名度の高い航空会社です。最低価格は安く、気軽に予約できる水準です。成田を中心に、全国各地へのネットワークも充実しています。

就航直後は整備士の規定違反で国土交通省から厳重注意を受けたりして、混乱が続きました。しかし、2014年頃からはオペレーションが安定してきており、かつてのような混乱は少なくなりました。遅延や欠航も激減し、安定した運航を続けています。

また、機内サービスやアテンダントの対応の質は、大手航空会社顔負けの水準とも評価する声があります。そのあたりはさすがにカンタス・日本航空系、ということでしょうか。「乗ってしまえばきわめてまともな航空会社」という口コミに現れています。

欠航時にホテルを手配したり、JALへの振替を行ったり、というのは、ピーチやバニラにはない対応で、評価されていいでしょう。

2013年よりJAL、カンタスとの共同運行便が設定されています。成田・関西空港におけるJAL、カンタス国際線との接続便がコードシェアの対象になっています。JALのマイレージの積算も行われています。

ジェットスター・ジャパンの難点は、成田空港以外の拠点が貧弱なこと。新型コロナウイルスの影響を受けた2020年~2021年にかけて、関西空港と中部空港の便数を大きく減らし、拠点機能がほぼ失われてしまったのは残念です。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の乗車した印象や、実際に乗った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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