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スプリング・ジャパンの口コミ・評判・感想

スプリング・ジャパン(スプリング・ジャパン株式会社、Spring Airlines Japan Co.,Ltd:)
 中国初の民営格安航空会社LCCの春秋航空(上海)が、日本企業と共同出資して設立したのが春秋航空日本です。JTBも資本参加して2012年10月に設立し、2014年8月1日に就航しました。新型コロナ禍による経営難を背景に、2021年6月にJALが出資比率を66.7%に引き上げて連結子会社とし、同11月に社名をスプリング・ジャパンに変更しました。

国内線は成田を拠点に、広島、佐賀などに路線を展開しています。国際線は中国路線のみで、武漢、重慶などに幅広く路線を持っています。

運航開始後から「スプリング・ジャパン」をブランド名としており、2019年4月には「スプリング」としました。2021年11月に「スプリング・ジャパン株式会社」に社名を変更しています。

【関連項目】

スプリング・ジャパンとは?

日本のLCCはピーチ、ジェットスター、バニラエアのいずれも全日空か日本航空の系列でした。それに対して、いずれの系列にも属しないLCCとして誕生したのが春秋航空日本です。つまり、春秋航空日本は、日本初の大手航空会社非系列の本格的LCCでした。当初は、上海の春秋航空が33%を出資し、投資会社や山佐(パチスロメーカー)が主な出資者で、JTBも資本参加していました。その後、コロナによる経営難を経て、JALの子会社となり、社名もスプリング・ジャパンに変更したことは前述した通りです。ただし、現在も春秋航空が33%を出資していて、両航空会社の合弁会社となっています。

成田空港を拠点とし、日本国内線と国際線を開設しています。国際線に関しては、いまのところ中国本土への路線ばかりです。将来的には、台湾、シンガポールなどへの運航も計画していますが、春秋航空日本の設立趣旨に「中国人旅客の日本への集客」が含まれていますので、将来的にも中華圏諸国への運航が主体になりそうです。

機材はボーイングB737-800型機です。座席数は189席で、ピーチなどと同じ水準のシートピッチの詰め込み型です。春秋航空(上海)はエアバスA320型機を使用していますが、日本においてB737を選択したのは、エアバス機材の整備士の確保が日本では困難であるという事情があったようです。

なお、茨城空港などに就航している春秋航空(上海)については、春秋航空の口コミ・評判・感想をご覧ください。

スプリング・ジャパンの口コミ・評判・感想まとめ

  • きわめて普通。
  • 飛行機は新造機。機内は清潔。
  • 座席は狭いが、LCCでは普通の狭さ。我慢できないほどではない。
  • スタッフは日本人、地上職員も客室乗務員も日本人。
  • 空港のスタッフは親切で丁寧。
  • 価格は安い。
  • 変更や払戻の手数料が安い。
  • 機内販売は安い。
  • コーヒーが美味しくて驚いた。
  • 機内販売の売る気はあんまりなさそう。
  • 広島は霧で遅延しやすい。大手が飛んでいてもここは欠航というパターンに注意。
  • 欠航や運休が多い。
  • 機長が大量に乗務停止になった。
  • 機内では、空いていても席の移動はできない。
  • 中国人団体客と一緒になるとうるさい。

スプリング・ジャパンの運賃・料金制度

春秋航空日本の運賃制度は、「スプリングプラス」「スプリング」「ラッキースプリング」の3種類です。いずれのクラスでも、機内持ち込み手荷物は7kgまで無料で、予約変更や取消も手数料を支払えば可能です。

基本となるのは「スプリング」で、受託手荷物(預け手荷物)が20kgまで無料です。

「スプリングプラス」は、機内預け手荷物が30kgまで無料で、変更や払い戻しの手数料が「スプリング」より安くなっています。。

「ラッキースプリング」はセール型運賃で、変更・払い戻し手数料が高くなっています。受託手荷物料金も含まれていません。

いずれの運賃でも、予約ごとに支払手数料が必要です。

座席については、「コンフォートシート」、「レッグシート」「非常口座席」「スタンダードシート」の4つの分類で、それぞれ座席指定には所定の料金が必要です。

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スプリング・ジャパンの手数料(国内線)

支払手数料
決済に伴い発生する手数料。旅客全員が利用区間ごとに必要。600円。
新規予約手数料
電話・カウンター予約した場合にかかる手数料。1人の予約あたり1,000円。
情報変更手数料
予約時に名前の字のつづりを間違えたときなどの変更に要する手数料。コールセンター、空港カウンターのみ。2,000円。
変更手数料
乗る便を変更した場合の手数料。「スプリング」は出発30日前まで15%、15日前まで30%。7日前まで40%、24時間前まで50%、2時間前まで60%、それ以降70%。「スプリングプラス」は「スプリング」より10~20%減、「ラッキースプリング」は10~20%増。
払戻手数料
いわゆるキャンセル料。「スプリング」は出発30日前まで30%、15日前まで40%。7日前まで50%、24時間前まで60%。「スプリングプラス」は「スプリング」より20%減、「ラッキースプリング」は20%増。出発24時間前以降は取消不可。
座席指定料金(国内線)
スタンダードシート(通常席)は500円。コンフォートシート(1列目)は1,200円、レッグシート(2〜3列目)と非常口座席900円、電話、カウンター予約は300円増し。
座席指定料金(国際線)
スタンダードシート(通常席)は600円。コンフォートシート(1列目)は2,200円、レッグシート(2〜3列目)と非常口座席1,200円、カウンター予約は200-500円増し。
受託手荷物料金(国内線)
インターネット予約で5kg750円。以後、5kgごとに750円増、30kg(4,500円)まで。空港カウンター受付は倍額、搭乗口ではさらに1,000円増。30kgを超えた場合、1kgにつき500円。大型手荷物は1個4,000円。ゴルフ、スキー用品などは1個2,000円、サーフボードや自転車は1個4,000円。
受託手荷物料金(国際線)
インターネット予約で5kg2,500円。10kgまで4,500円、15kgまで6,500円、20kgまで8,000円、以後、5kgごとに1,000円増、30kg(10,500円)まで。空港カウンター受付は倍額、搭乗口はさらに1,000増。30kgを超えた場合、1kgにつき1,500円。大型手荷物は1個8,000円。ゴルフ、スキー用品などは1個4,000円、サーフボードや自転車は1個8,000円。

スプリング・ジャパンのマイレージ・サービス

春秋航空(上海)には「スプリングパス」というポイントサービスがありますが、スプリング・ジャパンには適用されていません。

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スプリング・ジャパンの口コミ・評判・感想

スプリング・ジャパンに実際に搭乗した人の意見の多くは、「普通の航空会社」という点に集約されるでしょう。空港に行き、カウンターでも自動チェックイン機でもチェックインできますし、細かいルールもあれこれありません。

機体は新造機で新しく、シートはやや狭いのと、機内販売が有料なことくらいが大手との違いでしょうか。ドリンク類の持ち込み禁止もありませんし、「普通にいって普通に乗れた。機内はきれいで、スタッフはちゃんとしている。以上」というような感想が目立ちます。

運航は安定していますが、広島空港は霧が多い空港で、欠航が出やすいです。「大手が飛んでいるのに、スプリングだけ欠航」という不満が出ることもあるようです。これは、機材やパイロットの資格などの都合で、スプリングが欠航しやすいようです。

また、全体として機長や機材繰りが厳しく、「スケジュール変更や運休が多い印象」という口コミも。2017年には安全上のトラブルなどで、機長などパイロット10人が乗務停止になるという事件も起きています。

予約システムはシンプルで、操作は簡単。へんな「だまし」の仕掛けもなく、「普通に使うには全く問題ない」というレベルです。ただし、中国のシステムを利用しているようで、たまに重くなったり、落ちたり、簡体字が出てきたりすることあり、「ああ、中国の会社なんだなって思ってしまう」という意見もありました。

価格は現時点では日本国内線のLCCでは最安値水準といっていいでしょう。知名度が他社と比べて低いからか、「セールのチケットも取りやすい」という口コミが多く、安く使うにはいい会社です。

機内では、「スタッフが丁寧」という口コミがありました。「アナウンスは日本語も英語もしっかりしている」という感想も。これは経験者を採用したからと見られます。

中国の航空会社が出資しているLCCということで身構える人も多いようですが、「空港から機内まで、ほとんど日本語と英語のみの案内で、中国語アナウンスはなし。機内にも中国文字はほんど見なかった」ということです。すでにJAL系列になっていますし、日本のLCCと考えて良いでしょう。接客水準も高いです。

機内販売は、コーヒーが200円、ビールが500円などで、価格はそこそこです。クッキー類も100円〜で、就航先の銘菓など特産品を集めています。「ちょっとつまみ食いするにはいい」という意見も。以前は機内コーヒーはキリアリコーヒーで、「機内で抽出しているようで、機内コーヒーとしては高レベル」という感想がありましたが、2015年9月からブレンディのインスタントコーヒーに変わっています。

機内では、空席があっても移動できません。「移動したら、注意されて最初の席に戻された」という口コミも届いています。

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スプリング・ジャパンの総合評価

スプリング・ジャパンの就航当初は、中国系の航空会社が日本に進出、ということで、どのような形になるのかが注目されました。

実際に就航した後に集めた感想を集約すると、「日本の過去のLCCの成功と失敗をよく研究している」という点がうかがえます。それを踏まえて、サービスは日本水準を目指し、「中国色」はなるべく排除することで、中国の航空会社というような安っぽいイメージにならないよう気を配ってきたようです。

結果として口コミや感想はまずまずで、あまり大きな悪口は聞こえてきません。ただし、規模が小さいだけに運航安定性には欠けており、欠航率は高め、定時運航率は低めです。JAL系列となったことで、今後は信頼性が高まってきそうです。

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