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ジェットスター(オーストラリア)の口コミ・評判・感想

ジェットスター航空(Jetstar AirwaysAirAsia : JQ)
オーストラリアの大手航空会社・カンタス航空系列の格安航空会社LCCです。2004年に旅客運航を開始しました。

カンタス航空の子会社として、シンガポールのジェットスター・アジア航空もあります。いずれもブランド名は「ジェットスター(Jet★)」に統一されていますので、ここではすべての関連会社を含めて「ジェットスター」と呼びます。

ただし、日本国内線を運航する「ジェットスター・ジャパン」に関しては、日本の格安航空会社LCCとして、別に解説していますので、「ジェットスター・ジャパン」の項目をご覧ください。

【関連項目】

ジェットスターとは?

ジェットスターの日本路線は、成田・関空とケアンズ・ゴールドコーストが主力。日本への就航は2007年と他のLCCより早く、ジェットスターの知名度向上をもたらしました。を得ています。また、オーストラリア以外の路線としては、関空と台北、シンシンガポールを結ぶ路線を2010年に開設。2012年11月には、関空〜シンガポール〜ダーウィン線を開設しました。

2014年には成田〜メルボルン線、福岡〜バンコク〜シンガポール線も開設しましたが、メルボルン線や福岡・バンコク線は運休しています。

カンタス航空の子会社ということで、大手のレガシーキャリアの支援を得ているようなイメージがありますが、人材や機材の共有などは全く行っていません。 

通常期なら、諸経費込みでオーストラリアへ7万円程度で往復できます。預け手荷物など、細かい手数料が設定されていますので、利用時には注意が必要です。

日本発着のオセアニア路線にはボーイング787ドリームライナーを使用しています。

画像:ジェットスタープレスリリースより

ジェットスターの口コミ・評判・感想まとめ

  • 座席は普通。とくに狭くはない。
  • 機内食はコンビニ弁当並み。コンビニ弁当を食える人なら…。
  • 機内食で起こされたりしないので、寝ているだけならこれで十分。
  • 何度か利用したが、たいてい遅れる。遅れても何の補償もなし。
  • 東日本大震災時の対応が悪かった。
  • スタッフの質は今ひとつ。
  • 機内でオーディオ借りるときに、身分証明書を見せるのが面倒。
  • ケアンズまでは安いが、シドニーまでだと、カンタスとあまり変わらない。
  • 機内ですぐ寝てしまう人には良い航空会社。
  • 機内食はエコノミーとしてはまあこんなもの。
  • 期待をせずに乗ったら、思ったより対応もよかった
  • となりが空席だったのでシートは楽だった。
  • シートは大手航空会社と変わらない。
  • ビジネスクラスはエコノミーより少し広い程度。大手のプレエコ並み。

ジェットスターの運賃・料金制度

ジェットスターには「エコノミークラス」「ビジネスクラス」の2種類のシートがあり、それぞれ基本運賃が定められています。さらにオプションで、機内食、預け荷物、事前座席指定、カンタスマイレージの付与などを、希望にあわせて追加することができます。

エコノミークラスでは、基本料金の「スターターStarer」で、7kgまでの持込手荷物無料です。それ以外に、15kgから40kgまでの範囲で、5kg刻みで受託手荷物(機内預け荷物)を預けられます。この手荷物料金は事前に支払う必要があります。

基本料金のほかに「フレックスBiz」「ちゃっかりプラスPlus」「しっかりマックスMax」というオプションを付けることができます。「Biz」には、「機内食」「アップフロント座席指定」「変更手数料無料」「フライトバウチャーの払戻可」「14kgまでの機内持込手荷物枠」、「プラス」には、「機内食」「座席指定」「カンタス・マイレージの付与」「変更手数料無料」「座席指定」「20kgまでの受託手荷物枠」などのオプションが付きます。「マックス」は払戻可の運賃で変更も柔軟ですが、かなり高額なので、現実的には選択肢に入らないでしょう。

ビジネスクラスでは、基本料金で、カンタス航空のマイレージ付与無し、空港でのラウンジ利用なしとしていますが、ビジネスクラスとしては、「格安」といえる料金になっています。ビジネスクラスには「マックス」のオプションのみあります。ビジネスクラスの「マックス」は、エコノミーの「マックス」よりも低額です(基本料金が高いためと思われます)。

上記の「Biz」「プラス」「マックス」以外では、機内サービスの予約はできません。機内食などは搭乗後にオーダーすることもできますが、やや割高です。

ビデオ・オン・デマンドが楽しめる機内エンターテインメントも有料オです。

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ジェットスターの手数料

ジェットスターの国際線のサービス手数料は、おおむね「オプション」に含まれていて、オプションを付けない場合は受託手荷物料金くらいで済みます。手荷物と、それ以外の払戻、変更などに関わる手数料は以下の通りです。

以下の数字は、日本−オーストラリア間の例ですが、あくまで一つの目安、あるいは一例としてください。区間によって異なる場合がありますし、手数料体型は頻繁に変更されますので、ご利用時にはご自身でお確かめください。

支払手数料
1,000円(クレジットカード)、1,200円(コンビニ、キャリア)
払戻手数料
4,000円(ただし、ほとんどのエコノミーチケットは払戻不可)
変更手数料(インターネット)
5,500円(変更不可のチケットもあり)
変更手数料(コールセンター)
9,300円(変更不可のチケットもあり)
予約手数料
4,200円(コールセンター、カウンターなどでの予約、購入時のみ必要)
預け手荷物(左:予約時支払 右:予約後支払)
重さ15kgまで 2,500円 3,950円
重さ20kgまで 3,000円 4,500円
重さ25kgまで 3,400円 5,100円
重さ30kgまで 5,100円 7,650円
重さ35kgまで 5,500円 8,250円
重さ40kgまで 6,000円 9,000円
預け手荷物 (当日支払)
重さ15kgまで 8,500円
重量超過料金
1kg につき 1,500円
機内持込荷物(無料)
7kg以内、56cm x 36cm x 23cmまで。無料。

ジェットスターの利用で注意しなければならないのは、預け手荷物です。プラスオプションを付ければ20kgまで無料ですし、予約時に支払えば、2,500〜3,000円で済みますが、予約後に追加で設定するとそれが1.5倍の値段になります。さらに当日に支払うと8,500円と高額です。また、当日の超過料金も1kgにつき1,500円と、結構な値段ですので注意しましょう。

ジェットスターのマイレージ・サービス

ジェットスターにはマイレージプログラムはありません。ただし、一部の料金種別では、ジェットスターの親会社である、カンタス航空のマイレージプログラムかエミレーツのスカイワーズに加算可能です。JALのマイレージはジェットスター・ジャパンでは加算可能ですが、ジェットスターでは加算されません。

エコノミークラスの場合、「プラス」「マックス」のオプションを付けるとマイレージが加算されます。

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ジェットスターの口コミ・評判・感想

ジェットスターは、日本に初めて就航した格安航空会社LCCです。そのため、就航当時は「LCCの流儀」が日本人あまり理解されず、評判はそれほどよくありませんでした。しかし、最近はLCCのスタイルが浸透してきたためか、安定感のある格安航空として評価は上がる傾向になってきたようです。

ジェットスターは、日本からオーストラリアへの路線が主なので、フライト時間は長く、食事がまず問題になります。機内食については、「美味しい」という良い評判はあまりありません。率直にいって期待しない方が良いでしょう。飲食物の機内持ち込みは可とされているので、搭乗前に空港で食事を済ませ、機内にはおにぎりなどを持ち込む方がいいかもしれません。

機内食が不要なら、料金体系の「プラス」のオプションは「付けないでもいいのでは?」という声が支配的。ただし、「プラス」は便の変更が手数料無料で可能なため、予定外の出来事に備えるにはいいかもしれません。

ジェットスターの乗車記や体験談での感想で多いのは「遅延やトラブル時の対応のまずさ」。格安航空LCCには遅延はつきものですが、その際の係員の対応があまりよくない、ということです。遅延が起きるかどうかは運の問題もありますが、数時間遅れることは、中長距離の国際線LCCではよくあることなので、それは覚悟しておきましょう。遅延時の他社便への振替もありません。

また、2011年の東日本大震災の時には、成田での発着を一時的に停止しました。その際の対応に不満を述べる声は根強く残っており、非常時の対応はやはり「安かろう」といえます。

機内についてですが、国際線に関しては、長距離路線だけあって他のLCCに比べるとサービスは豊富で、「レガシーキャリアとそれほど変わらない」という意見もあります。ただ、そうしたサービスが全て原則として有料、というのが大手と異なる点です。長距離国際線に関しては、シートピッチは大手と変わらないようです。ただオーストラリア国内線はぎっちり詰め込まれます。

機内の室温は低めですが、毛布などは有料ですから、羽織るものは必要です。もちろん「厚着をして乗れば問題ない」との声もあります。「TVのイヤホンまで有料だけれど、ひたすら寝ていれば必要無い。だいたいテレビや映画は必要不可欠なものではないので、有料が当たり前だと思う」というオトナの意見もありました。

日本路線の機材はエアバスA330-200型でしたが、ボーイング787に変更されています。ビジネスクラスが横7列(2-3-2)で21席、シートピッチ97センチ、シート幅48センチです。エコノミークラスは横9列(3-3-3)で314席、シートピッチ76センチ、シート幅43センチです。787のエコノミー横9列は標準仕様より1列多いですが、最近では全日空などでも同様の配置なので、特に詰め込みというほどではないでしょう。

A330型機では、横8列(2-4-2)配置の303席で、大手航空会社と同じです。タイ航空の同型機が2クラスで299席ですので、ほぼ同じ。このように、国際線のシートピッチは、大手航空会社と比べて、とくに狭くありません。

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ジェットスターの総合評価

就航当初は厳密な手荷物計量に驚いて、追加料金を徴収される人が多かったというジェットスター。今は「LCCとは手荷物にうるさいものだ」という認識が全体に広まったうえ、予約時の預け手荷物の申込み方法がシンプルになったため、手荷物に関するさまざまなトラブルは減ったようです。また、「プラス」の仕組みのわかりやすく、オプションを申し込む人も増えたようです。

ただ、「プラス」を申込み、20kgまでの荷物を付けたりすると、それなりのお値段になります。それでもケアンズやゴールドコーストへは行くには安いですが、シドニーやメルボルンまで行くとカンタスなどと変わらないという感想は事実でしょう。たしかに、シドニーやメルボルンへジェットスターで行こうとすると、日本から直行便がないこともあり、往復10万円近くになることが多いです。この値段なら、いろいろ煩わしいLCCよりも、レガシーキャリアのカンタスにでもしようかな、という気になる方もいるでしょう。

逆に、ケアンズやゴールドコーストへの直行便はジェットスターだけです。JALとのコードシェアもしていますので、JALで予約しても機材はジェットスターです。ジェットスターは、格安航空会社LCCにしては機内サービスが整っているほうなので、JALとのコードシェアもできたのでしょう。

まとめると、ジェットスターは有料の機内サービス豊富で、座席配置もレガシーキャリアに近い格安航空会社LCCです。サービスが豊富といってもLCCですから、快適性に期待を抱くのは禁物です。長距離路線の場合は遅れも発生しやすいですし、欠航時の振替もありません。そういうことも含めて、JALやカンタスより少し値段が安い、ということです。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の乗車した印象や、実際に乗った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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