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チェジュ航空(韓国)の口コミ・評判・感想

チェジュ航空(済州航空、JEJU AIR、7C)
韓国の済州島(チェジュ島)を拠点とする格安航空会社で、「合理的な価格と楽しいサービス」をモットーに、2005年に設立されました。

当初は済州(チェジュ)−ソウル(金浦)の国内線が主力でしたが、2008年に広島へのチャーター便で国際線初就航。2009年にはソウル(仁川)−大阪(関西)などに国際定期便を就航させました。その後、ソウル(仁川)−新千歳、成田、中部、福岡、那覇などに路線を展開。現在、日本に最も多く乗り入れている海外LCCの一つになっています。

チェジュ航空の予約は公式サイトでできますが、エクスペディアのほうが安いこともあります。

チェジュ航空とは?

チェジュ航空は、日韓路線に重点を置く格安航空会社LCCです。関西〜仁川が往復1万円ちょっとで、キャンペーンではなく、普段の割引運賃で販売されています。もともと航空券の安い日韓路線ですが、それでも従来の価格を30%程度は下回る価格設定です。

機内では、客室乗務員がコスチュームに着替えてサービス。じゃんけん大会などを催して「楽しいサービス」を実施しています。かつては機内でおにぎりなどの軽食サービスがありましたが、現在は廃止。代わりに「Air Cafe」と題して有料で軽食や飲料を販売しています。

国際線では預け手荷物は10kgまで無料、持込手荷物は通常運賃で20kgまで、割引運賃で15kgまで無料です。セール運賃(特別運賃)では預けられません。

チェジュ航空は、LCCの国際連合である「Value Alliance」のメンバーです。

画像:チェジュ航空ウェブサイトより

チェジュ航空の口コミ・評判・感想まとめ

  • 安いことは安いけれど、驚くほどではない。
  • 普通にがんばっている会社だと思う。
  • CAが派手な衣装に着替えてコスプレしてくれる
  • 機内でじゃんけん大会で盛り上がる
  • CAが忙しそうで、サービスはいまいち。
  • 男性CAが男前。
  • 機内アナウンスの日本語が酷い。
  • おにぎりは微妙な味。
  • 最近はクリームパンが出てくることもある。
  • シートピッチはやや狭い程度。窓際から通路側に出るのには苦労する。
  • シートにモニターはなく退屈。
  • 可もなく不可もない。

チェジュ航空の運賃・料金制度

チェジュ航空の運賃は、片道が基本です。往復の場合も、片道運賃を足していきます。運賃は「通常運賃」「割引運賃」「特別運賃」の3つに分かれていて、さらに「割引運賃」「特別運賃」は平日・週末・シーズンの3段階で値段が違います。また、それぞれの運賃で、変更・キャンセル時の手数料が異なります。「通常運賃」の場合、変更キャンセル手数料は安いですが、「割引運賃」や「特別運賃」だと高くなります。

上記の運賃のほかに、燃油サーチャージ、空港使用料、諸費用が別途かかります。仁川空港は使用料が高いため、同じく使用料の高い関空などがら出発すると、空港使用料・諸経費だけで1万円近くなります。

関西−仁川のある日の合計金額は、以下のようになりました。

・往復航空運賃 : 13,000 円
・燃油特別付加運賃 : 1,400 円
・空港使用税及び諸費用 : 5,840円
・合計 20,240円

機内サービスはほとんどありませんが、飛行時間が短いので気にならないでしょう。

チェジュ航空の手数料

変更手数料 
 乗る便を変更した場合の手数料。通常運賃1,000円、割引運賃1,500円、特別運賃4,000円。
取消手数料 
 いわゆるキャンセル料。通常運賃1,000円、割引運賃3,000円、特別運賃6,000円。
機内持込手荷物(無料)
 55+40+20(cm)かつ、3辺の和が115cm以下、重量が10kg以内のもの1個まで。無料。
預け手荷物(無料)
 通常運賃で20kgまで、割引運賃で15kgまで、それぞれ無料。いずれも3辺合計が203cm以内。特別運賃は手荷物不可。
超過手荷物料金 
 15㎏まで4,000円(日本〜韓国)など。

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チェジュ航空のマイレージ・サービス

チェジュ航空には「JJ Club」というポイントサービスがあります。これは、チェジュ航空の利用者に、航空券購入額1,000ウォンごとに1Pを付与するVIP優待制度(Frequent Flyer Program)です。貯まったマイレージに応じて無料航空券などのサービスを提供しています。

チェジュ航空の口コミ・評判・感想

日韓路線は、そもそも安売りの多い路線で、大手航空会社でも往復3万円程度の航空券が普通に販売されています。また、燃油サーチャージもそれほど高額ではありません。LCCも多数飛んでいて、激安ツアーが多いのも韓国です。 

そういうわけで、チェジュ航空の運賃は、絶対額では「激安!」というほどではありません。最安値は安いですが、そうした運賃を除けば「普通にお手頃」という印象です。チェジュ航空自身は、これを「合理的な運賃」と称しています。

むしろ、チェジュ航空の特徴は、「シンプルで楽しいサービス」という人もいます。「もともと短い日韓路線に、長距離路線のようなサービスはいらないし、それを省いた合理性は素敵」というわけです。たしかに、西日本からならば、韓国は北海道より近いのです。

かつては、日本語サイトがなく日本人には買いにくい格安航空会社LCCと言われていましたが、最近はサイトもリニューアルされ、簡単に買えるようになりました。ただ、いまもサイトが重く使い勝手がいいといえません。

乗務員に日本人はいない模様。ただ、日本路線が拡充されてきましたので、これからは増えてくるかもしれません。また、日本語を話す乗務員はいます。とはいえ、日本語アナウンスは今ひとつで、「決まり切ったフレーズさえ言えないアナウンスを聞くと、非常時を考えると不安になる」という声も。

機内食が出ないことについては否定的な意見はほとんどありません。「どうせ2時間弱のフライトなので問題無い。むしろ煩わしくないので歓迎」というのが代表的な意見でしょうか。「機材は新しく、サービスが安っぽいわけでもない。CAのレベルも低くない。それで価格は安いのだから、まったく問題ない素晴らしいエアライン」と絶賛する声もありました。辛口の方からも、「少なくとも、他のLCCや、米系エアラインで感じるような不愉快を感じることはない」と合格点です。

「難を言うとすれば、韓国拠点の会社なので、フライトスケジュールが日本からはやや使いにくい」という声も。本当は、午前便で日本を発ち、午後便で韓国を発つのが旅行者には理想ですが、必ずしもそういう便利なスケジュールにはなっていません。ただ、成田や関西からの便数は多いですし、ナイトステイもあるので、スケジュール的には比較的使いやすいでしょう。

機材は全てボーイング737-800で、座席数は190のモノクラス。同型の全日空国内線仕様が176席なので、4列24席多い計算です。1割以上座席を増やしているので、若干窮屈に感じるかもしれません。

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チェジュ航空の総合評価

格安航空会社LCCに分類されるチェジュ航空ですが、詳細に検討していくと、座席が狭いのと、機内食を省略した以外は、ほとんど大手航空会社と変わらないサービス水準です。海外LCCでは、「付加料金商法」ともいえるほど、さまざまな手数料や付加料金を掲げて設けるビジネスが多いですが、チェジュ航空にはそういう雰囲気は感じられません。乗客からの評判がいいのは、そのあたりがポイントなのかもしれません。

また、そもそも飛行距離が短いので、乗客のほうも「バスにでも乗る気分」に近く、あまり多くのサービスを航空会社に期待していない、という側面もあるでしょう。その意味で、「航空会社と乗客の希望が一致した合理的なサービス」を提供しているのがチェジュ航空なのかもしれません。

 →チェジュ航空の予約(エクスペディア)

※口コミ、評判は、当サイト関係者の乗車した印象や、実際に乗った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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