格安航空会社LCCの大阪路線
大阪とその近郊には、伊丹空港、関西空港、神戸空港の3空港があります。このうち、伊丹空港には格安航空会社LCCの就航はありませんが、関西、神戸の空港には、日本各地へ格安航空会社LCCが就航しています。
国内線は、関西空港はピーチとジェットスターが拠点としており、スターフライヤーも少ないながらも便があります。韓国や中国、東南アジアなどへの国際線も豊富。一方、神戸はスカイマークの本拠地で、北海道から九州、沖縄まで多彩な路線があります。
今後も、伊丹は発着枠の問題でLCCの就航は見込めませんが、関西はLCCの路線・便数とも増えていくでしょう。いっぽう、神戸にも発着枠の問題が出てきており、今後の伸びは鈍化するかもしれません。
関空のLCC国内線就航路線
- ピーチ
- 釧路、新千歳、仙台、成田、新潟、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、奄美、那覇、石垣
- ジェットスター・ジャパン
- 新千歳、成田、高知、福岡、那覇
- バニラエア
- 奄美
- スターフライヤー
- 羽田
伊丹のLCC国内就航路線
伊丹空港には、格安航空会社LCCの路線はありません。
神戸のLCC国内線就航路線
- スカイマーク
- 新千歳、仙台、茨城、羽田、長崎、鹿児島、那覇
- エア・ドゥ
- 新千歳
- ソラシドエア
- 那覇
関空のLCC国際線就航路線
- ピーチ
- 韓国=仁川、釜山、台湾=台北、高雄、中国=上海、香港
- ジェットスター・ジャパン
- フィリピン=マニラ
- バニラエア
- 台湾=台北
- エアプサン
- 韓国=釜山 、大邱
- チェジュ航空
- 韓国=金浦、仁川、釜山、務安、清州、アメリカ=グアム
- イースター航空
- 韓国=仁川 、釜山 、清州
- ジンエアー
- 韓国=仁川 、釜山
- ティーウェイ
- 韓国=仁川 、釜山、済州、アメリカ=グアム
- エアソウル
- 韓国=仁川
- 春秋航空
- 中国=上海、天津、揚州、西安、洛陽、武漢、重慶
- タイガーエア台湾
- 台湾=台北 、高雄
- 香港エクスプレス
- 中国=香港
- ベトジェットエア
- ベトナム=ハノイ、ホーチミン
- エアアジア
- 台湾=台北、マレーシア=クアラルンプール、タイ=バンコク(ドンムアン) 、アメリカ=ホノルル
- セブ・パシフィック
- フィリピン=マニラ
- スクート
- 台湾=台北、タイ=バンコク(ドンムアン)、シンガポール
- タイ・ライオンエア
- タイ=バンコク(ドンムアン)
- タイ・エアアジアX
- タイ=バンコク(ドンムアン)
- ノックスクート
- タイ=バンコク(ドンムアン)
- ジェットスター・アジア
- 台湾=台北、フィリピン=マニラ 、クラーク、シンガポール
- ジェットスター・パシフィック
- ベトナム=ハノイ
- ジェットスター
- 豪州=ケアンズ
伊丹のLCC国際線就航路線
伊丹空港には、格安航空会社LCCの路線はありません。
神戸のLCC国際線就航路線
神戸空港は国内線専用空港として建設されているため、国際線の就航予定はありません。
どの空港からの利用がお得?
大阪近郊からの場合、便が豊富なのは関西空港でしょう。従って、格安航空会社LCCを使うなら関西空港が第一選択肢です。関空は大阪中心部から離れているという印象が強いですが、鉄道やバスの路線網は充実していますし、大阪梅田からの所要時間は、伊丹より少し多めにかかる程度です。
たとえば、梅田からリムジンバス利用の場合、伊丹まで30分程度、関空まで50分程度です。高速道路もそれほど混みませんし、イメージほどには関空は不便ではありません。鉄道はバスより時間がかかることもありますが、安いチケットがあります。
神戸空港は便利な立地ですが、三宮からのポートライナーが18分。意外と時間がかかります。大阪市内への直通バスはありませんので、JRや私鉄で三宮を経由することになります。大阪梅田からは、50分は見ておく必要があり、時間的は関西空港とあまり変わらないといえます。