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ジンエアー(韓国)の口コミ・評判・感想

ジンエアー(Jin Air、LJ)
韓国の大韓航空の子会社の格安航空会社LCC。2007年6月に設立され、2008年にソウル−済州島の国内線の運航を開始。2009年から国際線に参入しています。国際線は、バンコク、グアム、マカオ、上海、ヴィエンチャンなどに路線があります。リゾート路線からスタートしましたが、現在は幹線にも進出。大韓航空の代替会社ではなく、路線は大韓航空と競合している部分もあります。

運賃は、既存の航空会社より約2割引としています。大韓航空の子会社ですが、大韓航空とのコードシェアなどは行われていません。カンタスとジェットスターの関係とはちょっと違うようです。どちらかというと、全日空とピーチと似ている関係です。

日本路線は札幌に始まり、沖縄、長崎、関西、福岡、成田などに路線を広げています。チャーター便では、佐賀、山口宇部などに就航実績があります。2018年夏には、成田~サイパンのチャーター便も運航されました。

ジンエアーの予約は公式サイトでできますが、エクスペディアのほうが安いこともあります。

ジンエアーの口コミ・評判・感想まとめ

  • 普通の飛行機。良い意味でも悪い意味でも、LCCということを意識させられない。
  • 事前座席の希望が聞いてもらえない。でも、空港で聞いてくれた。
  • あまり安くない。キャンペーンがあまりない。
  • サイトでの予約時に会員加入させられてめんどうくさい。
  • ピーク時でも値段があまり上がらないのはいいこと。
  • 機体はきれい。

ジンエアーの運賃・料金制度

ジンエアー運賃は、エコノミークラスとして「SUPER LOW」「FLEX」「JINI」の3種類があります。そのほか「JINI PLUS」という上級クラスに「FLEX」「JINI PLUS」という運賃があります。それぞれの運賃クラスにオプションタイプとして「ベーシック」「SMART」「SMART PLUS」を選びます。

ベーシックの場合でも無料手荷物と簡単な機内食(一部路線除く)が付いていて、SMARTは座席指定とスナック、SMART PLUSには5kgの追加手荷物や優先タグなどのサービスが付きます。

運賃表示には、各種税金や燃油サーチャージが含まれています。検索で出てくる運賃も、諸税や手数料、サーチャージは含まれています。明朗な表示設定といえます。

ある日の成田~仁川往復運賃は、以下のように表示されました。
・運賃22,000円
・燃油特別付加運賃1,600円、税金5,390円
・Bundle(SMART×2)2,400円
 合計31,390円

変更・払戻は手数料を払えば可能です。手数料は変更が2,000~3,000円、取消1,000~5,000円です。格安航空会社LCCの手数料としては低めです。

機内サービスは水と軽食が提供されます。軽食は、バナナ、ヨーグルト、焼き菓子などです。アルコール類は有料で、ビールが500円です。バンコク方面への中距離路線には機内食が無料で提供されます。

画像:マリアナ政府観光局プレスリリースより

ジンエアーの手数料

変更手数料
 乗る便を変更した場合の手数料。2,000~3,000円
払戻手数料
 キャンセルした場合の払戻手数料。1,000~5,000円
機内持込手荷物(無料)
 3辺の和が115cm以下、12kgまで
預け手荷物(無料)
 15kgまで無料。
超過手荷物料金
 1kgあたり700円 

預け手荷物に関しては15kgまで無料で、荷物の多い人でなければ問題なく旅行できます。

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ジンエアーのマイレージ・サービス

ジンエアーにはNabi Pointプログラムというポイントプログラムがあります。日本便は片道で15~20ポイント獲得できます。ポイントが貯まると、韓国国内線で利用できます。

ジンエアーの口コミ・評判・感想

大韓航空系の格安航空会社LCCということで、安心感はある様子。とくに、札幌や沖縄に就航している国際線の格安航空会社LCCは限られますので、ジンエアーは有力な選択肢になるでしょう。

乗ってみた感想をまとめると、「ごく普通」。LCCだからといって何かを我慢した、というよりは、普通の航空会社として使える、という感想が多いです。シートピッチは大韓航空よりも若干狭く詰め込んでいますが、短距離なので気にならない様子。「軽食も普通に出たし、ミネラルウォーターもあるし、まったく問題ないレベル」ということです。

ただ、問題はお値段。「正直言って、そんなに安いとは思えない。ホテル付きの格安ツアーで行った方が安いこともある」というのが代表的な声でしょうか。関西からの往復で安くても2万円程度、平均すれば3万円程度で、激安感はないようです。「他の航空会社と比べて安ければ選ぶけれど、とくにジンエアーを狙う必要はない」という声も。 

発着時間帯ですが、日本から韓国を訪れる場合、昼頃か午後便で出発して午前便で帰ってくることになりますので、初日と最終日は現地で観光する時間はありません。それなら、午前便出発、午後便帰国の日系航空会社のほうがいい、という声が多くなるわけです。

ジンエアーの使用機材はほとんどがボーイングB737-800型機で、すべて大韓航空で使用していたもののお下がりです。機齢は10年前後のものが多く、それほど古くはありません。エコノミークラス189席です。これは、JALの同型機国内線モノクラス176席よりも2列多い程度です。シートピッチは大手航空会社よりやや詰め込んでいます。ただ、前述したとおり「狭いけれど我慢できないほどでもない」という声が多数派。機齢も標準的で、機材を気にする必要はないようです。

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ジンエアーの総合評価

大韓航空の機内サービスを簡略化し、座席も少し詰め込んだのがジンエアー。それ以外の点では大手航空会社レガシーキャリアとあまり変わりません。手荷物の重量制限がやや厳しいくらいです。機内サービスと手荷物制限の分だけ値段が安い、と考えればいいでしょう。これはイースター航空など他の韓国系LCCも同じようなもので、値段も大手と比べてもそれほどの割引率ではありません。

ジンエアーはキャンペーンが少なく、大幅なディスカウトには消極的な様子。ただ、ピーク時でも値段があまり変わらないのは利便性が高いといえます。とくに札幌からソウルは、東京からなどに比べるとピーク時の航空券の値段が上がりやすいので、そういう意味では存在意義のある会社です。

また、ジンエアーは、バンコクやマカオ、ヴィエンチャンなどにも路線を延ばしているので、ソウルで乗り換えてそれらの地域に向かうのにも使えます。いまのところ、バンコクのような競争の激しい区間では、ジンエアーを使う価格的メリットはありませんが、ヴィエンチャンのような場所に向かうには使える会社といえます。

スケジュールとしては、韓国人の観光客の利便性が第一に考慮されています。そのぶん、日本からの利用はやや不便です。

 →ジンエアーの予約(エクスペディア)

※口コミ、評判は、当サイト関係者の乗車した印象や、実際に乗った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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