格安航空会社LCCの旭川空港路線

旭川空港は、北海道で札幌に次ぐ基幹空港です。国内線ではエアドゥが就航。かつてはスカイマークも飛んでいましたが、2014年3月限りで撤退しています。ピーチやジェットスターといった本格的LCCは路線を開設していません。

国際線のLCCは2015年3月に春秋航空が初就航となりましたが、2016年10月に撤退。その後、タイガーエア台湾が台北線を開設しました。韓国系LCCのチャーター便も増えており、北海道の観光需要を考えると、国際線は今後も期待が持てそうです。

旭川のLCC国内線就航路線

エアドゥ

羽田

旭川のLCC国際線就航路線

タイガーエア台湾

台北

旭川空港のLCC将来像

旭川空港の利用客数は、北海道では新千歳、函館に次いで第三位。立ち位置としてまだ微妙です。

ただ、旭川は北海道の真ん中に位置し、航空会社としては、旭川に路線を持つことで、片道新千歳利用者の道内回遊客を取り込める効果もあります。つまり、旭川路線は新千歳線の搭乗率向上にも効果があるのです。

そういう理由もあり、旭川空港の格安航空会社LCCは今後も手堅く推移していくと思われます。

国際線についても、新千歳空港の発着枠が厳しくなってきたため、代替空港として旭川の存在価値は高まっています。2018年夏には、実に4社の韓国系LCCが旭川にチャーター便を飛ばしました。今後も、LCCの定期路線が増えていく可能性はあるでしょう。