イースター航空(韓国)の口コミ・評判・感想
■イースター航空(Eastar Jet、ZE)
韓国のグンサン(群山)を拠点とする格安航空会社。2007年設立で、2009年1月に韓国国内線を初就航しました。
国際線は仁川を拠点に、2011年に札幌(新千歳)、成田に就航。その後、関西や福岡などに路線を広げています。国際線については、中国の春秋航空と提携しています。キャッチフレーズは「驚きの価格で特別な思い出をプレゼントする国民航空会社」とのことです。
イースター航空とは?
韓国の格安航空会社LCCは、機内サービスが充実している会社が多いですが、イースター航空は機内食のサービスはなく、ドリンクのみです。価格は成田−仁川が片道8,000円〜12,000円程度になっています。諸費用込みでおおむね往復2万円〜3万円程度の設定です。
運賃は往復・片道のどちらでも購入できます。座席指定や預け手荷物は無料です。手数料など諸費用の金額もホームページでわかりやすく表示されています。
イースター航空の口コミ・評判・感想まとめ
- 安いが、成田−仁川は関空発に比べると割高。成田発の釜山路線に比べても高い。
- 機材は新しくて快適。
- 座席はゆったりしている。全然余裕。
- 機内は水とオレンジジュースだけ無料。
- 機内の壁のイラストがかわいい
- 荷物が15kgまでなので、あまりお土産を買って帰れない。
- 荷物チェックは厳しい。追加料金を取られている人もいた。
- 機内販売は韓国ウォンがお得。日本円だと高い。
イースター航空の運賃・料金制度
イースター航空は、片道運賃の組み合わせでチケットを購入できます。往復で利用する場合は、片道運賃を単純に合算します。
イースターの公式サイトで検索すると「特価運賃」「割引運賃」「正規運賃」の3つの運賃が表示されます。運賃体系はシンプルで、変更・取消に関する規定もわかりやすく表示されます。座席指定は有料で、位置により500円~です。
上記の運賃のほかに、燃油サーチャージ、空港使用料、保安料、保険料、取扱手数料が別途かかります。
成田−仁川のある日の合計金額は、以下のようになりました。
・往復航空運賃 : 27,000円
・燃油サーチャージ : 1,400円
・空港使用料 : 5,530円
・合計 33,930円
機内サービスはミネラルウォーターが無料提供されます。機内食は事前注文で1,500円ほどです。その他、コーヒー300円、ビール400円~、カップラーメン400円~などの機内販売があります。
イースター航空の手数料
・座席指定料
日韓線の場合、500円~1,500円。
・機内持込手荷物(無料)
3辺りの和が115cm以下、重量が7kg以内のもの1個まで。無料。
・預け手荷物(無料)
3辺の和が203cm以下、15kgまで無料。特価運賃は50,000ウォン
・超過手荷物料金
超過分5kgあたり3,000円。
預け手荷物の3辺の和が203cm以下というのは、比較的寛容な大きさです。15kgまでというのは、海外旅行では若干厳しめで、オーバーしやすいので注意しましょう。
イースター航空のマイレージ・サービス
イースター航空にはマイレージサービスはありません。
イースター航空の口コミ・評判・感想
日韓路線は安売りの多い路線で、大手航空会社でも往復3万円程度の航空券が普通に販売されています。また、燃油サーチャージもそれほど高額ではありません。激安ツアーも数多く設定されています。
それに対し、イースター航空の運賃は、普通に買うと総額でおおよそ往復で2万円台後半で、「激安!」というほどではありません。タイミングによっては安い場合もありますが、週末などはとくに割安感はありません。座席指定料金も別にかかります。
「スケジュールを見比べて、フライトが便利かどうかで決めている。その意味では他社と同じ土俵」と冷静な感想を漏らす人もいます。「価格表を見ながら、安い時期を見て買っている」という感想もありました。
イースター航空では機内サービスは極小化され、ドリンクしか出てきません。楽しい免税品販売もありません。ただ、飛行時間2〜3時間の日韓路線ですから、この点で不満を述べる人はほとんどいないようです。
機内食はありませんが、カップラーメンや簡単な機内食の販売があります。成田線では食べる人は少ないようですが、飛行時間の長い札幌線では食べている人も多いようです。「機内食のビビンバは結構おいしい」そうなので、試してはいかがでしょうか。
実際に搭乗した人の体験談や感想では「荷物の重量チェックはしっかりしている」とのこと。つまり、15kgを越えると追加料金を取られてしまう、ということです。「韓国でたくさん買い物をする人はやめた方が良い」とのアドバイスも。追加5kgにつき3000円の料金ですので、ほんの少しオーバーした人は、宅配便にしたほうがいいかもしれません。仁川空港内にサービスがあります。
「機体も新しく、スタッフの対応もよく、問題ない航空会社」という感想が多いです。ただ、成田も仁川も「チェックインには並んで時間がかかった」という声がありましたので、早めに空港に到着した方が良いようです。
スケジュールは韓国を朝に出て、日本を昼頃に出る便が多いため、あまり使いやすいとは言えません。
使用機材はボーイングB737-800型機がメインです。若い機体が多く、安心感があります。座席は32列で189席。標準的な座席配置より2列多くなっています。そのため、シートピッチはやや厳しい水準といっていいでしょう。
vイースター航空の総合評価
機内サービスを簡略化して、シートピッチもやや厳しくしているのがイースター航空です。韓国系LCCでは、レガシーキャリアに近いサービス水準の会社もありますが、イースター航空は典型的なLCCといえます。ただし、チケットの取消や変更は手数料を支払えば可能です。
時折発売されるキャンペーンチケットや、直前の安さは大手にはない価格設定なので、乗るならこういう運賃を狙いたいところ。また、ピーク時期でも比較的安価なので、その時期も狙い目でしょう
使い方を選べば、他社にはない安さで旅行できる航空会社。それがイースター航空かもしれません。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の乗車した印象や、実際に乗った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。