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なぜ安くできるのか〜座席クラスの統一〜

格安航空会社LCCはなぜ安くできるのか。それにはさまざまな理由があります。航空会社がもっとも工夫している点でもあります。ここでは、座席クラスの統一について考えてみましょう。

ビジネスクラスがない理由

格安航空会社LCCには、ビジネスクラスはほとんどありません。エコノミーだけ、という場合が大多数です。これを「モノクラス」といいます。単一クラス、という意味です。

機内に複数のクラスがあると、予約管理やチェックイン対応が複雑になり、機内で客室乗務員も別に配置しなければならなくなります。ビジネスクラスの値段を高くしないと、こうした増加コストを吸収できませんが、LCCのターゲットである個人客で高いお金を払う人はあまりいません。

これに対し、モノクラスなら、さまざまな対応やシステムをすべて一本化できますので、コストを抑えることができます。そのため、格安航空会社LCCで、ビジネスクラスを設定している会社が少ないのです。

シートピッチは狭い

機内の座席配置は、中央に通路があって、左右に3席ずつという形が大多数です。シートピッチは狭く、A320の場合、大手航空会社は166席が標準的ですが、格安航空会社LCCでは、2列分増えた180席が多数派です。なるべく多くの座席を販売し、運賃を安くするためです。

こうした狭い座席では、長距離の移動は大変です。そのため、シートピッチを詰めている航空会社の場合、だいたい4時間以内で到着できる距離の路線が多くなっています。その程度の距離ならば、少々狭くても我慢できるだろう、ということです。

逆にいうと、4時間を超える長距離では、LCC路線が少なくなっています。たとえば、日本から欧米くらいの距離だと、詰め込み座席を使うわけにはいきません。

実際、成田~ロサンゼルスに就航したジップエアのシートピッチは、大手航空会社と差はありません。欧米では大西洋をまたぐ長距離路線にLCCが登場していますが、やはりシートピッチは短距離機に比べて広く取ってあります。

今後、中長距離のLCCが増えていくと、シートピッチは少し広がっていくでしょう。そのぶん、大手航空会社との価格差は小さくなるわけですが。

なぜ安くできるのか。次は、空港での工夫について解説します。

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