ピーチ・アビエーションのチケットの予約を変更するには
ピーチPeachでは、予約の変更を行うことができます。ただし、予約時に選択した運賃タイプや変更方法によっては、変更は有料で、手数料がかかります。
ここでは、ピーチ・アビエーションの予約の変更に関する基礎知識と、変更の方法について解説します。
ピーチPeachで手数料無料で予約変更ができる運賃
チケットの購入時に「バリューピーチ」「プライムピーチ」の運賃タイプを選択した場合は、出発1時間前までならば手数料無料で予約の変更ができます。
ただし、新しい運賃との差額が必要です。新しい運賃のほうが安い場合でも、差額の払い戻しは受けられません。変更可能なのは日付/時刻のみです。出発地、目的地、名義の変更はできません。
ピーチPeachで有料で予約変更ができる運賃
チケットの購入時に「シンプルピーチ」(基本運賃)で購入した場合は、予約の変更は有料で可能です。変更可能なのは日付/時刻のみであり、出発、出発地/到着地や名義の変更は有料でもできません。
変更の際は、手数料のほか、新しい運賃との差額が必要です。新しい運賃のほうが安い場合でも、差額の払い戻しは受けられません。
変更手数料は、インターネット手続きで約3,300円です。コンタクトセンターで行った場合は、さらに1,100円が加算されます。
また、座席指定をしていた場合は別途料金を払い直さなければなりません。
ピーチPeachのチケットの搭乗者名の変更
どの運賃で購入した場合も、搭乗者名の変更はできません。搭乗者の名義を変更する場合は、キャンセルしてチケットを買い直す必要があります。
ピーチPeachの予約の変更の締め切り
予約変更の締め切りは出発時刻の1時間前です。それ以降の変更はできません。
ピーチPeachの予約の変更方法
ほとんどの変更は、ピーチ・アビエーションのウェブサイト上で行うことができます。コンタクトセンターや空港カウンターでも受け付けていますが、1,100~2,200円の手数料がかかります。
「バリューピーチ」にするべきか?
ピーチでは「バリューピーチ」で購入した場合は、予約の変更が無料で可能です。ただし、「バリューピーチ」は「シンプルピーチ」よりも2~3割高い運賃設定になっていますので、ピーチの運賃水準としては安くはありません。
ただ、「バリューピーチ」なら座席指定も無料ですし、手荷物も1つまで無料で預けられます。とくに手荷物無料は、ちょっと荷物が多いときに役に立つでしょう。ですので、自分の旅行スタイルにあわせて、「バリューピーチ」を選択しておくのも悪くないでしょう。
注意点としては、「バリューピーチ」であっても、変更の場合は「その時点でのチケット価格」との差額を支払う必要があるということ。そのため、総額ではそれほど安い旅にはならない可能性が高いです。
たとえば、関西−福岡間のチケットが「シンプルピーチ」が6,390円、「バリューピーチ」が8,590円であった場合、「バリューピーチ」で購入して、それを出発直前に変更するとします。変更先の運賃が12,990円だった場合、4,400円の差額が必要です。8,590円なら「安い」と言えますが、12,990円なら新幹線のほうが安かった、となるかもしれません。
それでも、シンプルピーチで6,390円のチケットをパーにして、ゼロからチケットを買いなおすよりは安く済む、という考えた方も、もちろん成り立ちます。
「バリューピーチ」でも、手数料を支払えば変更可能です。変更手数料は約3,300円、「バリューピーチ」のオプション相当額は2,000円程度のことが多いので、変更手数料の実質的な差額は1,000円程度だともいえます。手荷物を預けずに座席指定が不要で1,000円のリスクなら、「シンプルピーチ」でもいい、という考え方もあるでしょう。
また、元のチケットの価格があまりに安く、「キャンセルして放棄しても痛くない」という場合は、「バリューピーチ」にする必要性はないかもしれません。たとえば、2,000円のセールチケットなら、変更できずに放棄しても、損失は2,000円にすぎないからです。
「バリューピーチ」には、変更以外にもキャンセル可能というメリットもあります。ただ、キャンセルしても現金で戻ってくるわけではなく、180日間有効の「ピーチポイント」で戻されるだけです。厳密な意味でのキャンセル可能とはいえませんので、その点も注意しましょう。
まとめると、チケットの購入価格が比較的高額で、変更してもその目的地に必ず行く場合は「バリューピーチ」がおすすめできます。チケットの購入価格が安い場合や、状況によって目的地に行かなくなることが予測される場合(旅をキャンセルする場合)は「バリューピーチ」の意味はありませんので、「シンプルピーチ」で十分です。