格安!激安!格安航空会社をお得に使いまくるためのサイトです。

格安航空会社LCC研究所

なぜ安くできるのか〜手荷物の秘密〜

格安航空会社LCCはなぜ安くできるのか。それにはさまざまな理由があります。航空会社がもっとも工夫している点でもあります。ここでは、手荷物への課金方法について考えてみましょう。

手荷物は別料金

大手航空会社の場合、エコノミークラスで15kgから20kg程度の荷物は無料で預けることができます。それを少しオーバーしても、大目に見てもらえることもあります。しかし、格安航空会社LCCは、こうしたおおらかな手荷物の制度を取っていない場合が多いです。簡単にいえば、手荷物料金を乗客の運賃と別にして、厳格に徴収します。

手荷物料金制度は、格安航空会社LCCによって異なります。チェックイン時に預ける手荷物は全て有料という会社と、10〜15kg程度までは無料という会社に分かれます。全て有料という場合も、あらかじめ「●kg預ける」と予約しておく必要があります。それをオーバーすると、高額の手数料がかかります。このオーバー分の手数料徴収も厳格で、大目に見てもらえることはあまりありません。

手荷物料金を別にする理由

手荷物料金を別にするのには合理的な理由があります。「荷物の量が多い人と少ない人が同じ運賃というのはおかしい」ということです。また、手荷物料金を取ることで、利用者の荷物の重量を減らすことができます。それは燃料の節減につながります。

制限重量オーバー分の手数料徴収が厳格なのには、もっと切実な理由があります。格安航空会社LCCは、予約された人間の数と手荷物の重量を元に搭載する燃料量を決めています。それは安全運航が可能な範囲でギリギリの水準に抑えています。搭載する燃料を余分に積んでしまうと、余分な燃料の重量のおかげで、さらに燃費が悪くなるからです。

そのため、搭乗直前になって、利用者が予想外の重量の手荷物を持ち込まれると、航空会社は困ってしまいます。搭載燃料を土壇場で増やさなければならなくなるからです。いわば、航空会社にとって大変な迷惑行為なのです。それを防ぐために、手荷物の重量オーバーに対して、高額な手数料を設定しているのです。

つまり、重量オーバーに厳格なのは、その手数料で儲けようとしているのではなく、重量オーバーをさせないための予防措置、と考えた方がいいでしょう。

なぜ安くできるのか。次は、機内サービスの省略について解説します。

ソーシャル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連広告

↑ PAGE TOP