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格安航空会社LCC研究所

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格安航空会社LCCの遅延・欠航時の対応

格安航空会社LCCを利用する際に注意することとして、遅延・欠航時の対応があります。大手航空会社は自社都合で欠航した場合、他社便に振り換えてくれたり、ホテルを手配するなどの対応を取ってくれることがあります。それに対し、格安航空会社LCCは、そうした対応を取らないのが原則です。

自社便への振替か払戻のみ

たとえば、ピーチでは、遅延・欠航が起きた場合は、「Peachの他の便への振替」と「払い戻し」のどちらかしか対応しません。他社便への振替は行いません。たとえピーチの不手際が原因で遅延・欠航した場合でも、この措置は同様です。

スカイマークは振替可

一方、スカイマークでは、同社が原因の遅延・欠航に限って(機材故障など)、他社便やその他輸送機関への振替を行うことがあります。実際、スカイマークの羽田線では、機材故障などによる欠航について、ANAやJALへの振替はたびたび行われます。

こうした対応は、低価格の航空会社では珍しいですが、同社はこれが評価されて利用者が増えた側面もあります。一つの営業施策といえます。

悪天候時の遅延・欠航については、ピーチと同様、他社便や他の輸送機関への振替は行いません。

スカイマークは国内三番手の中堅航空会社ですので、本格的LCCのピーチとは立ち位置が異なります。一般的には、「一切振替なし」が格安航空会社LCCの国際標準で、ピーチの対応(一切他社振替なし)は普通といえます。

ジェットスターは、ホテルの補償

ジェットスターも、遅延が生じた場合は「後続のジェットスター便への振替」と「払い戻し」が原則です。ただ、「特別な状況において、一部の費用をジェットスターが定める範囲で補填」する場合があります。実際に発生したケースでは、搭乗予定だった乗客に対し、ホテル代(宿泊費)を負担し、8,000円分の同社旅行券を配布するなどの手厚い補償をしました。

同社の運送約款では、「欠航によって生じる可能性のある費用の支払いについては責任を負いません」と規定しています。一方で、同社には「運航の乱れに際した対応マニュアル」もあり、欠航対応はそれに基づいたものだとのことです。

とはいえ、自社に責任のないほとんどの遅延・結構では一切責任を負いません。また、他社振替もしていませんので、スカイマークとは対応が若干異なります。

遅延・欠航時は待機するのみ

一般的には、格安航空会社LCCで「機材故障による遅延・欠航」などに遭遇した場合、その会社の別の便が用意されるまで空港などで待機することになります。上記ジェットスターの対応でも、ホテルは用意したものの、「次の便が出るまで待機」したことには代わりありません。

さらにいえば、ジェットスターの過去の対応は例外的で、近年はほとんどのLCCで、待機中に食事やホテルなどの提供はありません。そうしたリスクは全て乗客が背負うことによって成り立っているのが、格安航空会社LCCの格安運賃なのです。

なお、欠航時の次便が満席の場合についですが、原則的には「空席のある便が出るまで待機」しなければなりません。ただ、実際には臨時便が設定される場合がほとんどで、現地に何日も置き去りにされて出られない、というケースは稀です。

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遅延情報は空港サイトでもチェック

遅延は許容するとしても、せめて自分が乗る便の運航状況などはあらかじめ知りたいものです。その場合は、まずは格安航空会社LCCの自社サイトで遅延に関する情報をチェックしましょう。

遅延情報は空港のウェブサイトでも公表されています。成田空港や関西空港の遅延情報はわりと早くて正確なので、出発前には空港サイトも確認しておきましょう。

海外LCCでは、払戻は期待薄?

格安航空会社LCCといえども、欠航時は払戻しに応じてくれる会社がほとんどです。ただし、仕組みの上ではそうなっていても、残念ながら海外LCCではスタッフの対応が悪いことが多く、現実には払戻手続きがスムーズにいかないことも多いです。これは大いに改善すべき点ですが、現実として、欠航時の払戻しも、「してくれたらラッキー」くらいに思っておいたほうがいいでしょう。

日本のLCCは遅延・欠航は少ない

と、遅延・欠航についてこれほどくどくど書いてきましたが、じつは日本のLCCは、遅延も欠航もそれほど多くありません。統計上は大手航空会社よりやや劣るものの、8割方は遅延もなく時刻表通り飛びますし、欠航するのはほんの数%です。ですから、あまり神経質になる必要はありません。

とはいえ、LCCは機材の数が限られているため、どこかでトラブルが発生したときに、代替機を用意できない場合があります。そのため、一度トラブルが発生すると、その後の遅延がどんどん増幅していくことがあります。実際、海外の格安航空会社LCCでは、遅延・欠航がよく発生します。

「LCCに乗るときは、その後丸一日予定は入れておかない」というのはベテラン利用者の弁。忙しい方は、大手航空会社を利用しましょう。時間のある人に向いているのが、格安航空会社LCCです。

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