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エア・ベルリンの口コミ・評判・感想

エア・ベルリン(Air Berlin GmbH & Co. Luftverkehrs KG、AB)
ドイツの格安航空会社LCC。ベルリン、デュッセルドルフ、ミュンヘン、ニュルンベルクなどを拠点に、ヨーロッパ各都市に就航しています。北米、カリブ海諸国、アフリカなどの長距離路線も運行しています。

もともとは1978年にアメリカで創業した会社で、当時占領下にあった西ベルリンへの乗り入れのために作られました。ドイツ統一後は、ルフトハンザとの違いを見せるためか、格安航空会社として展開してきました。

2017年8月に経営破綻し、運航が終了しました。

エア・ベルリンとは?

エア・ベルリンは、設立された経緯が特殊で、価格破壊を目的に作られたLCCとは多少毛色が違います。座席指定は無料で、機内食やドリンクの提供も無料。機内エンターテインメントもあり、マイレージサービスまでやっています。2012年にはワン・ワールド陣営に参加しました。こうなると、もはや格安航空会社LCCとはいえず、「低価格レガシーキャリア」と考えてもいいかも知れません。立ち位置は、日本のスカイマークに似ています

とはいえ、伝統的に格安航空会社に分類されてきましたので、ここでも紹介しましょう。

エア・ベルリンの口コミ・評判・感想まとめ

  • 機内ではドリンクとサンドイッチが出た
  • 何度か乗っているがほぼ定刻
  • ベルリンなどは大手と同じターミナルで便利
  • 料金は明瞭。謎な手数料はない。
  • 大手航空会社でも、欧州内路線はたいしたサービスはない。そう考えたら、域内移動にはエア・ベルリンで十分
  • 結構立派な軽食が出る。LCCなのに感涙。食べ物に釣られちゃう

エア・ベルリンの運賃・料金制度

エア・ベルリンの運賃制度はシンプルです。基本的には「Fly Classic」と「Fly Flex」の2種類です。「Fly Classic」は、キャンセル不可、座席指定有料のチケットです。変更は有料で可能です。「Fly Flex」は、キャンセル・変更可、座席指定料込のチケットです。どちらの料金でも受託手荷物は23kgまで無料ですが、「Fly Classic」は1つまで、「Fly Flex」は2つまでです。

予約はウェブで検索して、好みの時間のフライトを選択すれば値段が確定します。片道づつの組み合わせで、往復にしても割引はありません。

ある日のベルリン−ロンドン間の往復航空券は以下のようになりました。

ベルリン〜ロンドン(往路) 174.26ユーロ  
ロンドン〜ベルリン(復路) 144.43ユーロ
クレジットカード手数料  2%
合計          328.69ユーロ

じつは、この料金の内訳は、ベースのチケットの価格は往復141ユーロで、税金やサーチャージが177.69ユーロ、さらに支払手数料が10ユーロとなっています。表示されているのは合計の価格ですので、あまり内訳を気にする必要はありません。

エア・ベルリンでは、荷物は23kgまでは無料です。機内食も軽食なら含まれていますし、ドリンクも無料です。したがってレガシーキャリアと運賃の仕組みはあまり代わりありません。

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エア・ベルリンのマイレージ・サービス

エア・ベルリンにはTop Bonusというマイレージサービスがあります。ワン・ワールドに加盟しています。エア・ベルリンに搭乗した場合、ワン・ワールド加盟のマイレージプログラムでマイルを加算することができます。日本航空のマイレージプログラムの場合、エア・ベルリンのエコノミー特別運賃で50%の積算率です。

エア・ベルリンの口コミ・評判・感想

格安航空会社LCCに分類されてはいるものの、サービス水準は大手航空会社レガシーキャリアとほぼ同等。そのせいか、比較的好意的なコメントが多いのがエアベルリン。「機内食は軽食だけれど、じゅうぶん美味しい。LCCといっても、限りなくレガシーキャリアに近いサービス水準」というのが多くの人の代表的な意見でしょうか。「大手航空会社よりサービスは劣るが、気になるレベルではなく、運賃水準はやや低め」。ということです。

ただ、LCCらしさもあり、「カウンターは混んでいるときがあるので、できるだけウェブチェックインをしたほうがいい」「ターミナルは不便な位置にあることもあるので、注意」といった感想もあります。ただ、ベルリンなどは大手と同じターミナルのようで、「ライアンやイージーみたいに、極端な不便な空港やターミナルはないと思う」ということです。

また、拠点としている空港をハブにしているため、「どのフライトを選んでもどこかの空港での経由便になることが多い。そのぶん時間が余分にかかる」とのこと。たとえば、ベルリン−ロンドン間ですら乗り継ぎの場合があります。「欧州域内移動で乗り継ぎは正直面倒」との声も。ただ、そのぶん、発着地が多くて、路線網は充実しています。直行便がいい、という人は予約時にフライトの詳細をよく確認しましょう。

UAEのエディハド航空とコードシェアをしており、そのため、共同運航便で成田空港にもエア・ベルリンが乗り入れています。成田〜欧州をエア・ベルリンで予約することもできます。ただし片道20時間以上かかって、往復10万円くらいはします。

全体に料金はライアンなどに比べると割高なのは否めません。ただし、「ホームページの料金は明瞭。ライアンみたいな激安ではないが、リーズナブルという感じ。余計な心配をしなくていいので楽」。また、遅延の心配も比較的少なく、「ドイツの航空会社なので、時間にはわりと正確。ラテン系の大手航空会社よりもよほど信頼できる」との感想も。

まとめると、「大手とほぼ変わらないサービスレベル。初めて格安航空会社LCCを使う人に向いている入門者向け」の航空会社のようです。

使用機材はエアバス320-200型機と、ボーイングB737-700、B737-800型機が主力。ボーイングB737-700の場合、エコノミークラス144席です。これは、JALの同型機国内線150席より少ないくらいです。シートピッチは大手航空会社と同じ水準といっていいでしょう。

エア・ベルリンの総合評価

エア・ベルリンは、格安航空会社LCCに分類されてはいるものの、サービス水準は大手に近く、複雑な手数料制度もありません。規模もドイツではルフトハンザに次いで2位、マイレージプログラムもあり、ワンワールドにまで加盟しました。こういう実態をみると、格安航空会社LCCといえるのかどうかは微妙なところ。「上質なLCC」「入門型LCC」「欧州のスカイマーク」などいう表現がされます。大手航空会社と格安航空会社LCCの中間的位置にいる、ということでしょう。

搭乗された方の感想は比較的好意的です。ただし、これは「格安航空会社LCCとしては、質が高い」というコメントが多く、「判断の基準がLCC」であることに注意しておきましょう。大手航空会社(たとえばルフトハンザ)と比べると、サービス水準は落ちると思われます。そのため、あまり期待しすぎないように。高額な手数料などの「ライアン的恐怖」がお嫌いで、リーズナブルに旅したい人向けの航空会社が、エア・ベルリンといえるでしょう。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の乗車した印象や、実際に乗った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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